快速エアポートが新千歳空港駅に到着し、suica残額が100円以下だったので、チャージしておくわ、と券売機に向かう。
手提げの中を探すと、あれ・・・?まさか・・・?
いや、そんなはずは、とリュックを探る。
でも、今回は余裕もあったし念入りにパッキングしたので、リュックにいれていないことは確かなのだ。
と、言うことは・・・
いーやーだーーーー!お財布忘れた〜〜〜!!
えっと、お財布忘れました(てへ)と夫に申告すると、ピキン!と夫の顔が固まる。
あはは、コワイよー。
何か言おうと口を開くものの、とりあえず券売機でチャージしなくちゃだし、お説教は後にしよう、と考えたその流れが手に取るようにわかる表情で、黙って1万円を差し出す夫。
いや〜すみませんね〜〜と、あくまで明るく場を盛り上げる道化になってへらへらヘコヘコ1万円を受け取り、顔を引きつらせてチャージする私。
手荷物検査を通過して搭乗口に着いたのが、出発の1時間前。
あーあ、たっぷり怒られる時間があるなあと思いつつも、出発早々こんな災難にあうなんて(いや、私が悪いんですが)、これでもしかして定期検診の結果は大丈夫かもしれないと、私は少しだけ呪術的思考の渦に呑まれていた。
聴神経腫瘍の手術をしたのは2023年1月6日、今回の東京行きのちょうど2年前のことだ。
去年の定期検診は、東京出張中だったのと、前日の飲み会で飲みすぎたのとで、不安になる暇もなかったし、なんなら予約時間に遅刻して係のひとに怒られたほどだった。
今年は無職ゆえに仕事もなく、だから、準備する時間も、考える時間も、たくさんあった。
退職してからの浮き沈みを思い返し、ストレスは万病のもとだから、もしかして、と心配になり、この心配もまたストレスになるんじゃないか、と、ぐるぐる悪循環にハマるくらいの時間はあったのだ。
朝8時から採血、たっぷり30分&途中で造影剤注射のMRI、続いて先生の診察があり、机上のモニターに画像が表示されて、ひさしぶりに私の頭の中と対峙する。
えーと、と画像に顔を寄せ、うん、大丈夫だね、という先生の言葉に、ホッとする。
その後、ごはんを食べると涙が出るんですけど、と聞いてみると、先生は「ワニの涙だね」とニヤリ。
続く「僕の経験上、そうだなあ、一割くらいのひとは治ってるよ」との言葉はうれしい驚きだし、美味しくなくても涙が出る人もいるとのこと、美味しい時に涙が出るならいいのかも、とも思う。
そういえば、病院にいた時はぜんぜん涙に気づかなかったよなあ、と入院中のごはん写真を眺める。
このごはん写真、思いがけず入院が長引いて、後半はもう写真を撮る元気も無くしていたな、なんていうことも、今となっては懐かしく思い出す。
(ちなみに、この後札幌で2週間ほど入院したときもごはん写真を撮ったのだけど、すべて私の名前入りメニュー表が写っているのでここでは非公開。関心のある方は共有するので、お知らせください)
診察の後は、入院を通じて知り合った病友たちとランチ。
前回の会合から今までの出来事、不安や怒り、喜びと楽しみ、話は尽きずどんどん深まる。
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| いつもはアクセサリー入れにしているポーチ、 東京滞在中のお財布としてだいかつやく〜☆ |
換羽期に肩を寄せ合う友のゐて囀るように続くおしやべり

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