2年ぶりに、札幌にふる初雪をみた。
春に札幌に戻ってきたときには、まだ雪が残っていたはずなんだけれど、
記憶に残っていない。
春先の雪というのは、そもそもあまりありがたみがないせいかもしれないし、
あの頃は、ひさしぶりに札幌に戻って来られたうれしさで、
なにもかもがキラキラしていたせいかもしれない。
札幌に戻って半年が過ぎ、さすがにさいきんは、
なにもかもがキラキラ、というわけではない。
それでも、週末に嵐のような天気になって、
それが、だんだんと雪になって、
それからさらに、ビルの屋根や道路まで白くなっていくのを見たら、
まるで初恋のようなときめきと切なさが、わたしを襲う。
この感じが、東京にいた2年の間、
ずっとわたしに欠けていたのだ。
札幌では、2年前に住んでいたのと同じマンションに住んでいる。
でも、今回は前よりも5階上の部屋で、テレビ塔の時計もちゃんと見える。
そして、ずいぶん久しぶりに、常勤の仕事もしている。
駅と仕事場の間は徒歩20分、毎日往復しているので、
足腰もやや鍛えられてきたような気もする。
初雪がふった翌日、
初出勤の時につくった6ヶ月定期を更新した。
この街で暮らしていくんだ、とあらためて思う。
ときめきと切なさと、そして少し、おごそかな気持ちになる。
俯瞰する展望室のカフェテリア僕ら次なる次元をおもう