コロナがあったり病気があったりで、ずいぶん間が空いてしまった彫金教室。
カレンダーで調べてみたら、どうやら3年ぶりだったみたい。
今回は、彫金の先生から、糸鋸を使って干支の「辰」を切り抜く、という特別セミナーのお知らせLINEがあって、そのお手本の写真に釘付けになってしまったのだ。
でも、糸鋸にはあまり良い思い出がないし、翌日は仕事のイベントだし、初コロナから復帰したばかりだし・・・と、うんうん悩んだ末に、前日になってもラスト1つの空席があったので、思い切って申し込んでみたのだった。
セミナーでは、先生が予め用意してくれた下絵を真鍮の板に貼り付け、糸鋸を使って下絵の通りにひたすら切り抜いていく。
私は、糸鋸を押して切るのか引いて切るのかすら覚えておらず(引いて切る、が正解)、それでも、糸鋸はなるべく立てて、とか、切る時は刃の全体を使って、とか、先生のアドバイスに従っているうちに、だんだん切るスピードが早くなって、ちょっと楽しい。
先生にお手本を見せてもらいながら、こんなカーブは無理でしょ、とか、こんな細かいところどうやって切り抜くの、とか、自分で切る前はとにかく信じられなかったけれど、切り始めると、驚くことに、どうにかこうにか切れている。
けっこうできるなあ、と思うやいなや刃を折ってしまい、うぎゃー!と叫ぶ、というくだりを何度も繰り返しながら、予定時間も大幅にオーバーして、なんとか最後まで切り抜いた。
もちろん、先生の美しすぎる曲線にははるかに及ばないけれど、それでもちゃんとお手本の面影は残っている気がする。
それにしても、出来上がった作品を見ても、これを私が自分で糸鋸で切り抜いたなんて、ちょっと信じられない。
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| 右側が先生のお手本(一目瞭然) |
家に帰って、ケバケバとかガタガタとかを紙やすりにかける。
そうそう、こういう磨きの作業が彫金の醍醐味のひとつだよな、と思い出す。
さあて、どこに飾ろうかな、とまわりを見渡すと、うってつけの場所があるではないか。
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| 心なしか「辰さん」もうれしそう |
夜もすがら磨き上げたる真鍮は愚者なる我のまほうのゆびわ



