2024/10/31

バチカンニュース速報

ブログに書くテーマは、少なくとも2、3日は寝かせたい。

ツイッターもXも自分でやりたいと思えなかったのは、タイムリーなニュースに反応してつぶやくのが怖いからで、たまにチラと覗いて、あーこわいこわいと(自分だけに)つぶやいて退散するのが常だ。

でも、昨日夫が教えてくれたこのニュースについてだけは、ホヤホヤのうちに書かねば!と(謎の)使命感に燃えている。


画像を見て一瞬ギョッとして、次の瞬間「おや?」と思い、しばらく見つめて「うん、カワイイ!」となった。

稀な例外はあるものの、個人的には、ドイツを筆頭に洋モノのキャラクターに対する気持ちは「ヘン」か「こわい」か「ヘン/こわすぎて、逆にカワイイ」かの三択しかない。
(私の愛するPumuckl(プームックル)も、いちど現代化キャラ変に失敗している)

かといって、日本のアニメキャラへの愛着も「よかった探し」のポリアンナあたりで止まっており、現在はサンリオ帝国の臣民として、キキララやプリン犬を愛でる日々である。

でもこのルーチェさんは、そんな私の琴線をみごとにかき鳴らしてくれる予感がする。

これまでまったく興味がなかった万博にも行ってみたくなってしまった(ついでに(!?)カラヴァッジョも観たい)。
ルーチェさんのおかげで回心するひとが続出して、世界のカトリック人口が激増してしまうのではないだろうか(🎉)と、けっこう本気で思っている。

ちなみに、サン・ピエトロ広場に設置されたライブカメラは、深夜に眺めるのが楽しい。




聖堂に満つる祈りの泡たちの物語こそ此の世の光



2024/10/25

奈良・天理観光&学会旅行

ひと昔前は、学会ついでに観光するのが学者の醍醐味、みたいなところがあった。
私の分野だと慎ましやかなものだけど、夫は理系なので、学会のお知らせメールのリンクを開くと、華やかなビーチの写真がメインだったりして、学会ツーリズムだなあと苦々しくも、ちょっと羨ましかったりしたものだ。

最近は研究費の管理が厳しいし、世情的にも私事旅行の寄り道は難しいのではないか。
しかしながら、私が所属している某学会、今年の開催地は奈良・天理だった。
私は早々に、今回はぜんぶ私費で参加し、堂々と夫同伴で観光しよう、と決めていた。

年明けすぐにホテルを予約して、飛行機もバーゲンのタイミングで入手できた。
退職して、じつは学会参加もやめようかと思ったけれど、金額的にも気分的にも、せっかくの機会を逃すのは惜しいという気持ちが勝った。
それで、9月半ばに4泊5日の日程で、奈良・天理への観光&学会旅行となったのだ。

◯ホテル

今回泊まったホテルは、「なら歴史芸術村」に隣接のフェアフィールド・バイ・マリオット
このホテルがいいのは、料金が人数ではなく部屋当たりでの計算になる点で、今回は夫と二人だったので、なかなか安く泊まれた。

駅からはタクシーで15分ほどとちょっと遠いけれど、学会会場の大学からは近いし、なんといっても今回の巡礼(後述)の目的地のひとつ、石上神宮にも近いのがすばらしい。
ホテルの部屋の大きな窓からは、一面に広がる水田と遠く向こうに連なる山々のパノラマ。
ロビーが広くて、お茶やコーヒーが24時間飲み放題、隣接の売店で買ってきた朝ごはんをロビーで食べる、というのを4泊くり返した。

でも、なにより印象に残ったのが、ホテルや売店の店員さんがやたらと親切だったこと。
観光地というのもあるかもしれないけれど、だとしても、普通に期待するより2〜3割増しな親切ぐあいで、いったいどうしてだろう?と、夫と訝しむほど。
ほんと、どうしてだろう?

◯法隆寺

今回の旅行の一番の目玉は、法隆寺だった。
なぜなら今回、個人的な裏テーマは『日出処の天子』の聖地巡礼だから(キリッ)。

同行の夫のために、英語のボランティアガイド(なんと無料)を予約してあった。
天気予報で連日30℃超だったので、ギリギリまでキャンセルしようか迷ったけれど、ガイドの方とのやり取りでいろいろ配慮していただいたおかげもあって、当日はぶじ時間どおりに待ち合わせ場所に到着。

すると、担当ガイドの方が「Willkommen(ようこそ)!」とドイツ語で出迎えてくれる。
なんと、ガイドさんは現在ドイツ語を勉強中とのこと、そこから英・独・日、三ヶ国語が入り乱れる、面白&ゆかしき知識満載の圧巻なガイドツアーとなった。

予習として梅原猛『隠された十字架』を読んだ私には、門の柱からして既に感慨深い。
30年前に一度来たことがあるはずだけど、総じて驚くほど記憶になく、すべてが新鮮だ。

なお、「大宝蔵院」は1998年完成なので、こちらは初訪問となる。
教科書でおなじみの聖徳太子像や、これまた梅原本のおかげで感慨深い「夢違観音」など、展示がたいへん充実していたのに加えて、冷房がバッチリ効いていたおかげで、ありがたさ5割増しだった。

それにしても、こんなにすばらしいガイドが無料なんて、あらためてほんとうにすごい。
ホテルもそうだったけど、これが奈良のホスピタリティということなのだろうか。
恐るべし、奈良。
さすが「せんとさん」(実物をみると、もはや「君」呼びはできない)を生んだ土地だ。

◯石上神宮

学会初日のプログラムは午後からだったので、午前中にホテル隣接施設でレンタルサイクルを借りて、10分ほどの距離にある『日出処』の巡礼地・石上神宮にひとりでお参りした。

午前10時前なのに信じがたいほど暑い、快晴の日。
でも、神宮の森に足を踏み入れると、とたんに空気が変わって、ふっと肩の力が抜ける。
中に進むと出迎えてくれるのがおしゃれな鶏たちで、その高貴な姿にしばし見とれる。

拝殿では祈祷が行われていて、人もまばらだったので、しばらくのあいだ耳を傾けた。
それから授与所でいろいろなグッズを眺めて楽しんだり。

摂社にもお参りした後、遊歩道を少し散策。
池のほとりに歌碑があって、なんとも素敵な雰囲気、こんな場所に歌碑を作ってもらえたら嬉しいだろうなあ、と思いながら進むと、またしてもおしゃれな鶏たちの一味が。
小屋からは少し離れているので、なんだか野性味も感じられて、危険な香りが漂う鶏たちをそっと見守る。

どれくらいの時間を過ごしただろうか、暑さも忘れ、自分がどこにいるのかちょっとわからなくなるような、そんなひとときだった。

◯そして、学会

学会最終日が移動日で欠席になるので、そのぶん2日めは朝から夜まで、ザ・学会な一日を過ごした。
昨年の学会は欠席、一昨年はオンライン発表で、他の人の発表を聞く余裕もなかった。
今年は自分の発表がないし、聴きたい発表をあちこち聴きに行ったり、懐かしい友人知人と立ち話したり、ひさしぶりに学会をどっぷり満喫した感がある。

お昼どきには、知り合いの研究者とその学生さんのテーブルに混ぜてもらった。
そこで私が「いやあ、自分の発表がない学会って、最高ですよね!」と言ったら、ひとりの学生さんに「え、そうですか?僕はちょっと後ろめたいです」と返されて、そうか、それが正しい研究者の姿だよな、あ゛〜だから私はダメなんだ・・・と思ったりして、そういうのも含めて、いかにも学会らしく、楽しかった。

楽しかったけど、次に参加するときには、やっぱりちょっと発表したいかも、と思わなくもない。
テーマは何にしようかな。
来年の開催地は東京だからパスだけど、再来年、高野山とかが会場にならないかな・・・


上3枚は石上神宮、左下は学会会場、右下はせんとさんのご友人(?)



ガッカイという名の宴に跋扈するあやかしまやかし楽しむがよし



2024/10/21

カオス/0.5の男/トラブル・バスター


先週、散歩していたら目の前をふわふわ横切る白いもの、そう、雪虫を見つけた。
まさか、いくらなんでも早すぎるよね、まだ降らないよね、と言っていたら、昨日の早朝、窓の外にはパラパラ降る白いもの、これは雪・・・ではなくて、雹だな、うん。
その後すっきり晴れたので、自転車で出かけたら、歩道の隅に白く積もっている。
降ったのは雹だったけれど、積もってしまえば、それはもう雪のたたずまいなのだ。
そして、ニュースを見たら、やっぱりあれは「初雪」とカウントされたらしい。

そんな初雪の日にNetflixで観た映画が、最近観たなかでも抜きん出て面白かった。
というわけで、個人的な最新Netflixヒット作を紹介したい。


カオス

現代を舞台にギリシア神話の神々が暴れまわるごきげんなドラマシリーズ。
演出も音楽もオシャレでかっこよく、安いマフィア風ゼウスとか、ウィットに富んでいる。
第1話を観て、うわーこれはすごい!と思い、すぐさま宗教学仲間ふたりに「ぜひ観てください!」とメッセージを送った。
そう、すごーく面白かったのだ、第1話は。
でも、第2話は途中で寝てしまい、第3話にはまだたどりつけていない。

いまのところ私の結論は、神様モノではアニメ『こねこばくはつ』が傑作だということ。
こちらは夫がまた変なアニメを観てるな、と思って最初はおざなりに観ていたのだけど、回を追うごとに面白くなって、最終回は釘付けになり、なんなら感動してしまった。

というわけで、『カオス』は、もう一回挑戦してみようかな、そして『こねこばくはつ』は、最初からちゃんと観直してみようかな、と思います、はい。


0.5の男

夫の日本語練習のために、最近は日本モノを字幕付きでいろいろ観ている。
不適切にもほどがある!』は過去イチ盛り上がったし、『殺意の道程』も楽しかったな。
そんなわがやにおける最近のヒットが、『0.5の男』。
主人公の松田龍平がリアルながらもファンタジックなひきこもりで、オンラインゲームの感じは、なるほどこんな世界なのか、と勉強になった。
姪っ子が可愛いし、ハウスメーカー担当者の井之脇海がまたいい感じで、全体的に穏やかなホームドラマなので、日本語練習にもぴったりだった。



わがやの土日の夕ごはんはたいていピザで、ピザのお供に何を観るかは重要テーマとなる。
土曜日はドイツの時事コメディショーを観るからいいとして、日曜日に観るものがいつも難しく、私と夫の趣味が重なるジャンルで、食事中なのでグロすぎず小難しすぎず、できれば笑えるといい、となると、なかなか悩ましい。
少し前までの定番は長きにわたって『ビックバン★セオリー』だったけど、残念ながらもう全部観てしまったので、ここ最近はいろいろ捜索中なのだ。

そこで見つけたのが、このスウェーデン映画。
スウェーデン映画ってあまり印象がないけど、ノルウェーにはヘンで面白い歴史モノがあったり、いや〜な感じのミステリーがあったりするよね、などと話しながら、「コメディ、アクション、犯罪」のタグがついているこの映画に決めた。

観始めてから程なくして、お、これは当たりかも?となる。
スピード感があって、展開にもひねりがあり、主人公とヒロインがチャーミングで、ちゃんと笑える。
犯罪が絡むけど、血も暴力も最小限で、家族ドラマも恋愛模様も、絶妙にちょうどいい。
途中で「もうこれはハッピーエンドに違いない」と安心しつつ、でも最後までどんなオチになるのかワクワクしながら、そしてラストは安定の堂々たる大団円で、大満足だった。

それにしても、このヒロインの警官、なんかすっごく見たことあるんだよなあ。
知り合い?それとも有名人に似ている?もしわかった人がいたら、教えてください・・・


ピカピカのスーパームーン



ゆるゆると歩く無職も五か月めナナカマドの実の黄色い季節