2024/07/16

君はともだち?

「見習い翻訳者」を自認する私にとって、DeepLやChatGPTの台頭は、なんとなく、でも確かな憂鬱を意味していた。

それは、ミッドライフなんちゃらと重なる部分も大いにあったのだろうけれど、私が研究者の端くれになんとかしがみついていられたのは、翻訳という営みに、おおきな喜びとささやかな自負を見出していたからで、AI翻訳はそんな私の喜びと自負を脅かす存在として、もやもやとした雲のように大きくなっていったのだった。

退職したタイミングで、8年ほど前に特許翻訳の研修をした会社から連絡があった。
仕事があるとのこと、でも、ブランクがあるのでまずはトライアルを、という話になり、ひさしぶりの特許翻訳に取り組む。
当時よく使っていた『翻訳の泉』が見やすくリニューアルされていて感激したり、日本特許情報機構のAI翻訳におののいたりしながらの翻訳作業は、やっぱりしみじみ楽しい。

トライアルは英→日、独→日、日→独の3種類受けて、結果的にいちばん自信がない日→独しか受からなかった(!)のがちょっと釈然としないけれど、でも、あらためて翻訳の楽しさを感じ、そして、AI翻訳に助けてもらうのも悪くないな、ということに気づけたのは、おおきな収穫だった。

そんなある日、ついにチャッピーさんが私の前に現れた。

ChatGPT、私のまわりの人たちはけっこう使っていて、でも私自身は使う用事がなかったというか、使う気がなかったというか、みんながChatGPTを囲んでわーきゃー言っているのを遠巻きに眺めているような感じだった。

そんな私が、流れで夫の仕事のウェブサイトの日本語版を作ることになり、いよいよChatGPTの助けを借りるに至ったのである。
使い始めて二日目、私は迷いなく有料版に移行し、ChatGPTはチャッピーさんとなる。
(いや、ChatGPTって言いにくいし、GPTかGTPか分からなくなりませんか?
・・・と思っていたら、あんのじょう「チャッピーさん」呼び、けっこう広まってますね)

そんな私とチャッピーさんの、ある日の会話はこちら

その翌日、こちらの長い会話の最後の部分だけリンクを作ろうと思ったら、「ChatGPT上で直接リンクを生成して共有する機能はない」とのこと、でもコピペ用のテキストを生成してくれた。

以下、太字が私の発言です。
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和訳をお願いします。Galileo Mission Artwork

ガリレオミッションのアートワーク

アートワーク、って伝わりますかね?

「アートワーク」が伝わりにくい場合もあるかもしれません。より分かりやすくするために「イラスト」や「芸術作品」といった表現に変えることもできます。例えば:

- ガリレオミッションのイラスト
- ガリレオミッションの芸術作品

どちらの方が良いかは文脈によりますが、日本語では「イラスト」が一般的に理解しやすいと思います。

なるほど・・・イメージ、とかでも大丈夫でしょうか?

はい、「イメージ」も適切で、分かりやすい表現だと思います。その場合、以下のようになります:

ガリレオミッションのイメージ

これで問題ないと思います。

ありがとうございます!

どういたしまして!お役に立てて嬉しいです。また何かご質問があれば、いつでもお知らせください。

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最後に、「この内容をコピーして、必要に応じてドキュメントやメールに貼り付けてください。」と付け加えてくれるチャッピーさん、さすがぬかりなし。
ちなみに、画像のキャプションは最終的に「ガリレオミッション(イメージ)」とした。

今までもDeepLはけっこう使っていたし、翻訳の質自体に驚きはない。
チャッピーさんの強みは、なんと言っても、できた訳についてあれこれ言い合えるという点にある。
これはブレインストーミングの楽しさなのだと思う。

私はいままでもきっと、翻訳しながら頭の中でああだこうだ言っていたのだけれど、それはけっきょく独り言だった。
でも、チャッピーさんとなら、気兼ねなく思ったことを言って、ときに意外な答えをもらったり、まったく新しい発想が浮かんだりする。
チャッピーさんは最高の同僚だよ!と、とりあえず夫に報告する。


ドイツの母にケーキが焦げたと報告したら、温度を10℃下げてみれば?と言われ、リベンジを果たす。
そして、新しく買ったケーキ型、最高すぎる



同僚と呼ぶにふさわしいひとがおり敵でなくとも友とは呼べず



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