私はあまりカッとなるたちではない。
ムッとなることはけっこうあって、思わずツンケンな態度をとってしまい、後で恥じ入ることも時々ある。
でも、カッとなって思わず怒鳴る、みたいなのは、ほとんどない。
だから、物心ついてから誰に・どんなシチュエーションで怒ったか、ちゃんと覚えている。
先日、あるひとにすごく腹をたてた。
たちの悪いことに、その時には自分の怒りに気づかず、それどころか落ち着いて冷静な言葉を返し、最後はにっこり笑って握手…までは日本なのでしなかったけれど、ドイツだったらたぶんしちゃってて、つまり、私はその場をまるく収めたのだ。
そして、その日の夜に日記を書きながら、あれ、やっぱり私、怒ってるな、と気づく。
一晩寝て起きて、それでもまだ自分が怒っていること、しかも、ひさしぶりに真剣に、いうなれば生き生きと怒っていることを確認した。
そこで、せっかくの機会だし、自分がこれまでに真剣に怒った状況を思い返し、いったい私が何に腹を立ててきたのかを分析してみた。
で、見つけた私の怒りスイッチは3つあって、まずは理不尽さ、次にモラルに反すること、そして私に心理的・性的な危険が及ぶ場合。
今回の怒りは3つの怒りスイッチがぜんぶちょっとずつかな、などと思っていた矢先、別件でちょっとモヤモヤするできごとがあった。
あれ、私、もしかしてまた怒ってる?
自分の気持ちをときほぐし、夫や信頼できるひとにも話を聞いてもらって、ていうか、これはどのスイッチ?、ああそうか私、根拠なくエラそうな態度をとられるのも好きじゃないね、などとつらつら考えていて、ふと気がついた。
私、もうあのひとのことをそんなに怒ってない。
大きい怒りに小さい怒りがぶつかって、波が打ち消しあうような、そういうイメージ。
えー、おもしろ!
ひとの気持ちっておもしろいなあ、と思った、最近の出来事。
目の前で怒鳴り続けるひとのいて永遠にひろがる苺畑よ
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