2024/02/09

すべてがFになる

年明けに受けた健康診断の結果が届いた。

総合判定は「F」。これまではずっと「A」で、今年も左の聴力の「F」を除けばすべてA判定なのだけれど、総合すると、F判定ということになってしまうらしい。

私は、1年前に「聴神経腫瘍」の手術を受けた。
聴神経腫瘍は良性の脳腫瘍で、私が診断を受けたのは2022年8月8日。
診断から手術、そして退院後の生活まで、くわしい記録を残すことも考えたけれど、手術の経緯に対する批判・不満を書かざるを得なくなりそうなので、詳細を記すことはやめておく。
それでも、健康診断では毎年A判定、出産の経験もなく、他に大きな病気もしたことがない私と家族にとって、手術と入院は一大ライフイベントとなったし、今とこれからの私は、この経験なしには語れないと思う。

聴神経腫瘍の治療には、大きく分けて、経過観察、ガンマナイフ、手術の3つがある。
私の場合、見つかった時点で3cm超の大きな腫瘍だったため、医師の見解としても自分で調べた限りでも、手術一択だった。
診断を受けた時、聴力が低下している感じは主観的にはなかったけれど、腫瘍のある左側を検査してみると、聞こえはすでにかなり悪くなっていて、手術後にはおそらく聴力を失うことになるだろう、ということは事前に分かっていた。
そして、手術で腫瘍が摘出された後、じっさい左側がほぼ聴こえなくなり、現在に至る。

後遺症として心配されていた顔面神経麻痺はほとんどなく、舌の左側がしびれる感じがまだするものの、こちらは徐々に回復しつつあるのを感じる。
でも、聴力の方は、この先戻る見込みはなく、補聴器もあまり役にたたないらしい。

だから、私がこれから受ける健康診断は、ずっとF判定ということになる。
いや、だからどう、というわけではない。ショックと言えば、過去の記録と比べて、2019年から体重が3キロ増えていることのほうが、よっぽどショックではある。

それでも、健康診断の結果通知の表紙に書かれた「あなたの総合判定は【F】 通院継続が必要です」という文言に、ちょっとハッとしてしまった。




病窓に始まる暮らしひとつあり白いロザリオ小さな天使


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